痔の効果的な治療法

痔の症状、原因から効果的な治療法を語る

痔の治療は恥ずかしい事ではありません

あなたはお医者さんに対して肛門を見られる事が恥ずかしいと思うかもしれませんが、お医者さんは肛門を見る事が専門です。でもそんな事を心配する必要は殆ど有りません。しかし風邪を引いた場合って直ぐ医者に行って診せるケースが多いのに何だか変な感じがしますよね。最近の主な治療方法は薬を使ったり、生活習慣を改善させたりして日常生活を普通に遅らせてあげる様にしている場合が多いですので手術をする場合はよっぽど悪い状態の時にやっていると思うのです。

見慣れていますので特に恥ずかしいとかそういう感情を抱かないと思うのです。特にお尻でも肛門を見られるのって恥ずかしいと思ってしまいますよね。痔ろうの場合は手術しか治療法が無いので諦めなければなりませんが、大抵はそんなに心配する事有りませんので痔かなと思ったら直ぐに診せに行ってみたらどうでしょうか。

診断の結果、痔であったとしても最悪の状態じゃない限り手術をする事はあまり無いと思ってもらっても良いと思います。こうした恥ずかしさが抵抗感として現れてなかなか受診しないで痔を悪化させてしまうケースも少なく有りません。また痔で病院に行ったら直ぐに手術されて暫くドーナツ型の座布団に座る羽目になるんじゃないかと思ってしまう人も多いと思います。

一般的に痔で悩まれている方って多いと思うのですが、ちょっと痔になった位では大丈夫と思って治療をしないで市販薬で何とかごまかし、痛みが耐えられなくなってきてやっと医者に診せに行くと言うケースが多いと思うのです。普通に口の中を見ているのと同じ感情で見てくれていると思いますよ。何故痔の治療を遅らせてしまう人が多いのかと言うと、やっぱりお尻を診せる事に抵抗が有る方が多いからだと思うのです。

 

妊娠中の痔の治療について

大体の痔の場合、妊娠中に治療や手術をしないで出産が終わった後に手術を行っても充分に大丈夫だと思いますが、どうしてもやらなくてはならなくなった場合、かかりつけの産婦人科医に相談をして肛門科医と手術が連携取れる。また痔の症状も悪化していたり、痔ろう等になっていると手術をしなくてはならない状態になると思います。基本的に妊娠中でも痔の治療をする事は出来ます。

ちゃんと病院に行って適切な治療をしてもらうのが大前提ですが、妊娠4ヶ月以降で有れば薬を服用しても良いと思いますが、ステロイドが含まれていない物を使うのが良いですので非ステロイド系の薬、または漢方系の薬を使う様にした方が望ましです。ステロイドが含まれている方が痔の治療効果は高いのですが、赤ちゃんに万が一影響が有るといけませんので出来れば避けた方が良いでしょう。

もしもどうしても妊娠中に手術をしなくてはならない状況になった場合、赤ちゃんが麻酔薬や薬の影響が受けにくい状態になるまで待って(大体妊娠14週目以降が望ましいと言われています)、それから手術すると良いみたいですよ。これは麻酔や薬の影響が胎児にどう関わってくるか分からないので、万が一の事を避けてこうしたい所です。

但し安定期になる妊娠4ヶ月位までは胎児の器官形成期になりますので、出来るだけ薬は服用しない方が良いと思います。しかし妊娠中の場合は痔の手術をしない方が良いと思うのです。

 

女性の妊娠・出産と痔について

妊娠状態も月日が経ってくると子宮が大きくなってきますのでお腹の中の大腸や直腸が子宮によって圧迫を受ける様になってしまいます。この時いきみ過ぎてしまっては、肛門周辺がうっ血してしまい、いぼ痔になったり、いきむ時に炎症を起こしてきれ痔になったりしてしまいやすくなるのです。こうなると腸内の血行が悪くなったり腸の動きが悪くなったりしてしまいますので便秘になりやすくなってしまいます。では妊娠・出産時の痔の治療についてですが、大抵はかかりつけの産婦人科に相談してもらうと薬を処方してくれますので、出来るだけ薬で自然に治る様にしていきます。

ただでさえ女性は便秘になりやすいので、更に便秘に苦しむ様になると排便時にトイレに長く籠る様になってしまいます。但し元々妊娠前から慢性的な痔で悩んでいる場合には、肛門科で診察して治療をする場合も出てきます。これは想像を絶するいきみ方でして、もしもいぼ痔が出来ている場合には外に飛び出してしまう事が考えられるのです。

どちらにしても一度かかりつけの産婦人科で診てもらい、必要であれば肛門科を受診する等して治療して行く様にしましょう。女性の中でも妊娠・出産経験が有る人は全体の7割にも及ぶ人が痔になった経験が有ると言います。何故妊娠・出産になると痔になってしまいやすくなるのでしょうか。

妊娠中は治療をするのも考えなければいけませんので仕組みを知っておくと良いでしょう。と言う事は妊娠・出産をすると痔になりやすいのだと言う事が分かると思うのです。また出産時にはいきんでお子さんを出産しますよね。

 

女性の痔について

痔は男性と言うイメージが有りますが、女性も結構痔になるのですね。またたかが便秘と思って病院に行って治療を受けない人も多いみたいで余計に痔を引き起こしやすいのです。女性が痔になる原因は便秘しやすいと言う事が有るみたいです。

何故便秘しやすいのかと言うと、女性には月経が有りますよね。便秘になるとそれ以外の事を考えない様な感じが有りますけれども、肛門にとてもダメージが加わりやすいのでどうしても痔を引き起こしやすくなり、痔の中でも特に多い内痔核、外痔核と言ういぼ痔になったり、無理に排便をしようとして起こるきれ痔が多くなってしまうのです。女性の痔の場合で便秘にもなっている方は先ずは便秘の治療から始めていくと良いかもしれません。

特に妊娠・出産経験がある女性の方が多いみたいです。またダイエットも便秘を引き起こす原因となっていて、水分を充分に取らなかったり食物繊維が不足している事が原因である事も多いです。また便意が有ったとしても生活習慣的にトイレに行きにくい環境にいたりするので、便秘になりやすいと言う事も挙げられます。

ある調査結果によると女性の痔経験は5割~7割位が有るとされていて女性の半数以上が痔になった事が有ると言われています。但しきちんと医者に診せて便秘の治療、痔の治療等、正しい治療を行う様にする事が一番大切になります。月経前になると女性ホルモンのバランスを崩し、その影響から腸の蠕動運動が弱まってくるのです。

 

痔は男性だけでは有りません

イメージとして痔になる人は男性って言う感じがしますよね。いぼ痔で治療に行く人はかなり多いそうです。女性が便秘をしやすいのに対して男性は下痢になりやすいと言われています。この下痢があな痔の原因になる事が多いですので注意が必要になります。

男性の場合はいぼ痔に次いで多い痔の種類があな痔(痔ろう)だと言われています。但し痔の種類は男女によって差が出てくるらしく、男女ともトップなのがいぼ痔だそうです。そして女性の場合次に多い痔の種類がきれ痔になります。また腸の蠕動運動が常に一定している状態ではなくて、生理前になるとホルモンバランスが崩れてきますので蠕動運動自体が弱くなる傾向が有ります。

痔の種類によって治療方法は変わってきますが、あな痔になってしまうと治療方法が手術をするしかなくなってきますので特に注意する必要が出てくるのです。でも実際には痔を治療している人の45%位は女性だと言われていますので、女性も男性もほぼ同じ位に痔で悩んでいる方はいるのです。何故女性にきれ痔が多いのかと言うと便秘になりやすい体質だからだと言う事が深く関係しているそうです。男性も女性も種類は違えど痔になる確率は同じだと言う事ですので、痔にならない様に予防する事も忘れないでくださいね。

女性は男性と比べて体格を見てみると腹筋がどうしても弱くなります。こうした事から便秘になりやすくなっているのです。便秘はいぼ痔やきれ痔を引き起こす原因になる物で有る事から、女性にきれ痔が多いと言う理由になっているそうです。

 

痔治療における薬

痔の種類によっては治療法が手術をするしかないと言う場合が多い。手術をする事で痔は完治に向かっていくが、少しでも痔の進行を遅らせてあげる為に、薬を使って治療をするのが一般的です。痔の薬にはいくつか種類が有ります。

以下、薬の種類を記載してみます。

【塗り薬】
肛門の周りに塗る薬、肛門内に入れて使う薬と大きく分けて2タイプの塗り薬が有ります。市販されている痔の塗り薬も有ります。効果は高いのですが、ステロイドが入っているタイプの塗り薬が有り、その中には副腎皮質ホルモンが含まれていますので、短期間であれば良いですが長期に渡って使用すると皮膚にアザみたいに残る事が有る位成分が強いので注意しながら使う必要が有ります。

【座薬】
よくテレビCM等で宣伝していて知っている方も多いと思いますが、肛門から入れて使う痔の薬になります。肛門に入れる事で溶け、肛門周りの痛みを治めたり止血をしてくれる働きが有ります。また溶けた薬が幹部に覆いかぶさる様にカバーしてくれますので早めの効果が期待出来ます。

【内服薬】
病院を受診すると内服薬の抗生物質を処方してもらう場合が多いです。便秘が原因での痔の事を考え、便を軟らかくする効果、炎症を抑える効果が有ります。もしも痔の痛みで苦しんでいる場合は加えて鎮痛剤も処方してもらう事が出来ます。痔はなかなか治すのが難しく、長期間に渡って保存的治療をする事が多いですので内服薬で様子を見ながら治療方針を決めていく様になります。

ビフィズス菌で痔の予防

ビフィズス菌を体内で増やしてあげると、腸の働きが活性化して本来の状態へ導いてくれますので便秘の予防や治療に役立ちます。体内のビフィズス菌を増やしてあげる事で痔の予防や治療をする事が出来る様です。ビフィズス菌は腸の働き自体を正常化させてくれますので下痢で腸の動きが変になっていても正常な所に戻っていきますので下痢自体が解消されていくのです。このビフィズス菌が腸内に少なくなってしまうと便秘になりやすくなってしまいます。

ある一例ですが、結構頑固な便秘で悩んでいる方にビフィズス菌を毎日飲ませてみた所、10日間位で排便の回数自体が増えたと言う例も有ったそうです。ビフィズス菌は本来人間の身体の中にたくさん有りましたが、年齢を重ねて行くと徐々に少なくなっていってしまいます。これが結果的に痔の予防、治療に繋がってくるのです。

但しビフィズス菌も弱点が有って空気に触れてしまうと死んでしまうのです。またビフィズス菌は便秘解消だけじゃなくて下痢解消にも役立ちます。こうしたビフィズス菌が入っている製品はヨーグルトを始めとしてたくさん有りますので是非摂取して腸の動きを正常化させ、痔にならない様に、痔の方は少しでも解消に向かう様にして欲しいのです。

ビフィズス筋を摂取してあげると腸が活発化するのと同時に、身体に悪い物を便として一緒に排出してくれますので便秘解消にも効果が有るのです。その為に昔は摂取をする事が難しかったのですが、技術も進化してきた事もありそれも可能になったと言います。本格的な痔の治療法では有りませんが、痔の解消を目的とした場合に有効的な方法になります。